日本は成功しすぎたEUである(映画と思想のつれづれ)

明治の国会には藩の数ほどの通訳が当初いたそうです。律令制の昔から明治までの日本は連合国家みたいなもんだったんだなあ。

『百円の恋』は映画的というより演劇的か

 『百円の恋』を見に行った。凄く凄く見たくてようやく映画館にたどりついた感じ。

 ボクサー役の役作りできっちり絞った肉体に仕上げ、それをボクサーになる前の弛緩した身体作りのためにクランクイン前に10kg以上増量し、撮影の10日間で10キロ以上減量して試合シーンに臨んだっていう役者バカをぜひスクリーンで見たかった。


『百円の恋』予告編

安藤サクラ凄い。凄すぎる。凄い。見て良かった。

でも、敢えて書くけど、この映画、演劇的な魅力に溢れるが、映画としては成功作とは言えないと思う。

もし安藤サクラの体型の変化がCGだったとしたら(デブなところは画像加工でとか)この映画の価値は間違いなく下がるでしょう。

役者の本気が体型に示されているハリウッド映画に比べて、魅せ方に映画を感じなかったんです。ばばあのシーンとか魅力的なところは全部演劇的なんだよなあ。

でも、演劇も好きなんで、結局満足したんだけどね。それでも、どこかで映画好きの俺が文句言ってるんだよ。そんな作品でした。

 

百円の恋

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