日本は成功しすぎたEUである(映画と思想のつれづれ)

明治の国会には藩の数ほどの通訳が当初いたそうです。律令制の昔から明治までの日本は連合国家みたいなもんだったんだなあ。

『X-men フューチャー&パスト』(2014/米)見てきました。

会社帰りに鑑賞。ブライアン・シンガー以外のX-menになじめなかったので素直に嬉しい。


X-Men: フューチャー&パスト (字幕版)

 

 シリーズ第一作と第二作の監督であったブライアン・シンガーが、ウルヴァリンシリーズを含むと7作目の本作で監督に復帰したわけですが、その間に展開されてしまったファーストの世界観(past)を時間遡航という荒技で強引にひとまとめに回収してしまった本作、未来に向かっての「X-menは俺の映画」宣言(future)と受け止めました。

 正直、第一作と第二作に比べれば荒さの残る映画でしたが(★3相当)、強引にまとめた俺様宣言なのですから、ブライアン・シンガーX-menが帰ってきただけで私は満足です(★1つおまけ)。そしてファーストの新キャスト陣もファミリーにしてしまった本作の次回作が非常に楽しみです。

 ただ、アメリカ、ロシア、中国、フランスなど次々と舞台が展開する中で、日本はなし。日本人俳優もなし。これはちょっと寂しかった。前作SAMURAIで日本を大きくフィーチャーしちゃったからバランスを取ったのか?それともブライアン・シンガーにとってもSAMURAIは黒歴史だったのか?まさか今回資本を入れた中国様のご意向ってことだとちょっと寂しい。もしそうなら日本のファンドもどかっと資本入れて欲しいな。

 あとウルバリンのサービスショットも健在で、終わった後、映画館で興奮冷めやらぬ女性を何人も見ました。さすがヒュー・ジャックマンは凄いですね。ミスティークみたいに色がついていないぶん彼の肉体に生の迫力を感じてたんでしょうね。

 それにしても、老エグゼビアと老マグニート-が登場すると映画がぐっと締まりますね。

 おかえりなさい、ブライアン。次作も楽しみです。

(都内TOHOシネマズにて2D字幕版鑑賞)