日本は成功しすぎたEUである(映画と思想のつれづれ)

明治の国会には藩の数ほどの通訳が当初いたそうです。律令制の昔から明治までの日本は連合国家みたいなもんだったんだなあ。

クストリッツァの『アリゾナ・ドリーム』を他山の石に生きる

私の大好きな映画監督の一人、エミール・クストリッツァが、フェィ・ダナウェイとジョニー・デップを主演に撮った映画が『アリゾナ・ドリーム』である。
もう20年も前の映画だが、私が人生の他山の石としている作品である。ストーリーはこんな感じ。


Arizona Dream - Trailer (1993)



アクセル(ジョニー・デップ)の夢はアラスカでおひょうを釣り上げることである。そんなアクセルは、キャディラックのディーラーをしている叔父レオの結婚式の介添人としてアリゾナに呼ばれる。結婚式のあと、レオの希望もあってアクセルはディーラーの手伝いを始める。そんなアクセルの前に、未亡人のエレイン(フェィ・ダナウェイ)と義理の娘グレースが現れる。エレインには大空を飛びたいという夢があった。アクセルはエレインに一目惚れしてしまう。アクセルはエレインの夢を叶える為に、二人で飛行機を作り始める・・・。


この映画に出てくる人々は主役の二人に限らず誰もが夢を持っている。現実的な夢、幻想的な夢・・・。そして自分の夢と他人の夢が交わるとき、その夢は生き物のように育ち動き始める。


なぜ、この映画が他山の石となるのか、ぜひ本作を見てもらいと思う。私のネタバレ付きの本作のレビューはcinemascapeの方に書いてあるので、本編を見た後に、気が向いたら読んでみて下さい。→CinemaScape/Comment: アリゾナ・ドリーム


★★★★☆(私の人生の他山の石)


■おひょうは、巨大なものになると体調2〜3m、体重200kgほどになるカレイの仲間だ

(写真は70歳の釣り人、極寒の海で体長2.5mのオヒョウを釣り上げ世界記録更新 - GIGAZINEより)