日本は成功しすぎたEUである(映画と思想のつれづれ)

明治の国会には藩の数ほどの通訳が当初いたそうです。律令制の昔から明治までの日本は連合国家みたいなもんだったんだなあ。

メカジキのリスク表示はタバコの警告表示並みにして欲しい


■アメリカでは政府がメカジキの摂取について勧告を出している
ファミレスで和食をたのもうとメニューを見たら、メカジキのソテーが目に入ったので注文してみた。料理が来るまでに時間が結構あったので、何となくメカジキってどこで捕れるんだろうと気になってスマホでググってみた。


wikipediaのメカジキの項を読んだら、次の記述が目に飛び込んできた。

アメリカのFDAは、有機水銀が蓄積されている可能性が高いとして2003年に妊婦や授乳中の女性および子供はメカジキを摂取しないよう勧告を行っている。


FDAはアメリカ食品医薬品局(Food and Drug Administration)のことである。つまりアメリカでは、政府が妊婦や子供はメカジキを食べないように言っているのである。驚いた。


■胎児に影響を及ぼすレベルのメチル水銀が蓄積されている
メカジキは外洋魚なんだから日本でもダメなはず、と思ってGoogleの検索結果のページに戻したらありましたよ、日本の厚労省の記述が。

魚介類等を食べることは、栄養面で必要なことです。しかし、一部の魚介類等では食物連鎖等によりメチル水銀が蓄積することにより、胎児に影響を及ぼすおそれがあるレベルの水銀を含有していることから、妊娠している方等については、魚介類等の摂食について、次のことに注意することが望ましいと考えています。
  バンドウイルカについては、1回60〜80gとして2ヶ月に1回までツチクジラ、コビレゴンドウ、マッコウクジラ及びサメ(筋肉)については、1回60〜80gとして週に1回まで
メカジキ、キンメダイについては、1回60〜80gとして週に2回まで

http://www.mhlw.go.jp/shingi/2003/06/s0603-3.htmlより)


■生命にリスクの高い食品はタバコ並みに注意喚起してほしい
イルカや鯨やサメは食べる機会はそうないけど、メカジキやキンメダイは練りものも含めれば結構食べる機会がある。1回60〜80gとして週に2回までを越えるかどうかは微妙だけど、ググるまで知らなかったのは問題だ。


リスクのある食品は、タバコのように注意書きを義務化して欲しい。メニューに注意書きを加えたり、包装紙に貼るシールを行政が補助したりすれば十分可能なはずだ。不都合な情報でも適切に届けることが、国民を大切にすること、すなわち政府の一番重要な仕事だと思う。

妊娠中の喫煙は、胎児の発育障害や早産の原因の一つとなります。疫学的な推計によると、たばこを吸う妊婦は、吸わない妊婦に比べ、低出生体重の危険性が約2倍、早産の危険性が約3倍高くなります。

(タバコ注意書きより)