日本は成功しすぎたEUである(映画と思想のつれづれ)

明治の国会には藩の数ほどの通訳が当初いたそうです。律令制の昔から明治までの日本は連合国家みたいなもんだったんだなあ。

『ドクターストレンジ』には大人にも響く台詞がある

シビルウォーキャプテン・アメリカ』については前に書いちゃった*1んで次に行きます。


『ドクター・ストレンジ』特報

 

11.アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン (2015)
12.アントマン (2015)
13.シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ (2016)
14.ドクター・ストレンジ (2016)
15.ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー/リミックス (2017) 

 

 

おっさんエリートの精神面での成長譚は、『アイアンマン』と同じ。おっさんが成長せんことには世の中はよくならんということなのでしょう。御意。どこかで見たようなストーリーで云々という批評もありますが、個人的には気に入った台詞に出会えたので満足です。

 

師匠が死にそうなシーンで、幽体離脱状態での師弟の会話。 私の亡き後はあんたがやるのよ、ってなやりとりのあと。

弟子(ストレンジ):I’m not ready.(いや、まだ準備が…)

師匠(ワン):No one ever is.(誰しも準備万端にはいかない) We don’t get to choose our time.(私たちは時が来る時を選べたりはしない)

 

「いつやるの?今でしょ」って流行り言葉がありましたが、予備校教師の言葉なんで、子ども向けというか、上から目線のしつけ臭が強い。それに、「なんで今」への説明がないから、「自分のためでしょ」を読み取れという日本的な忖度(そんたく)の暴力がある。

 

でも、We don’t get to choose our time.だからって言われたら、大人だからこそ今やるしかないよね。残りの人生少ないんだからさ。もう時(タイミング)は二度とこないかもしれないし。

はい。私も頑張ります。やっぱり、マーベル映画は大人も楽しめる少年ジャンプだわ。

 

ドクター・ストレンジ (字幕版)