日本は成功しすぎたEUである(映画と思想のつれづれ)

明治の国会には藩の数ほどの通訳が当初いたそうです。律令制の昔から明治までの日本は連合国家みたいなもんだったんだなあ。

『インクレディブル・ハルク』の珍味を味わう

 『アベンジャーズ/エンドゲーム』が来週公開される。この作品はこれまでの作品の集大成になる訳だけど、さすがに10年もの蓄積があると前の方の映画は内容を忘れちゃってる。ということで、一気振り返り。一作目はもう書いた(『アイアンマン』は大人の映画だ - 日本は成功しすぎたEUである(映画と思想のつれづれ))ので二作目。


THE INCREDIBLE HULK - full length Trailer (HD) 2008

1.アイアンマン (2008)
2.インクレディブル・ハルク (2008)
3.アイアンマン2 (2010)

 

本作、『アイアンマン』に次ぐMCU(アース199999)の作品にして、主役のエドワード・ノートンアベンジャーズ入りしないというある意味マーベルの黒歴史作品なんですが、役者が豪華なんです。

 

エドワード・ノートンリブ・タイラーティム・ロスが物語の中心なんですよ!!! 


でも、そう言われてもピンと来ない人にとっては、この映画の魅力はわかりづらいかもしれません。

なにせ、役者陣が豪華すぎるし上手すぎるので、CG怪獣大決戦になるクライマックスで一気にテンションが下がってしまうのです。

 

その昔、平成仮面ライダーの第一作『仮面ライダークウガ』で、オダジョーのあまりの人気に変身すると視聴率が下がるという珍事がありましたが(だからクウガの最終回ではなかなか主人公が変身しない)、そんな感じです。

 

逆に本作は珍品としては味わいどころ満載です。

 

例えば、伝説の格闘家ヒクソン・グレイシーが、猪木ビンタをする。

そして、ヒクソン・グレイシー火の呼吸をちゃんとエドワード・ノートンがマスターしている!。さすがです。船木のDVD買ってきて自分も練習したことあるけど、結構難しいんですよ、これが。

あと、心拍数は200を超えるとハルクになるから恋人と一線を越えられないという鬼設定。ハルクが暴れる理由は寸止めの欲求不満なのかよっ。

 

とかとか、あまりにも珍品すぎるんですね。公開当時、エドワード・ノートンリブ・タイラーティム・ロスの組み合わせに期待して劇場に行った人は、脱力して家路に着いただろうことが容易に想像できます。いやいや、超人ハルクの映画だし、心の準備は出来てたかもですが。

 

 

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