フェルツマンのバッハ
私にとってグレン・グールドのバッハは、大脳をニュートラルに戻す整体の役割を果たしているのに対して、想像上の彼岸への旅を可能にしてくれるのが、ウラジーミル・フェルツマンの弾くバッハである。理知的なグールドに対して、叙情的なフェルツマン。共通項は超絶技巧のみ。この人のピアノはもはやピアノではなく、何か精神に働くスイッチのように思えてくる。人が弾いているのに天国の音楽を思わせる。神との直接対話を願ったバッハの解釈としてこのピアノはとてもありだと思うのだ。
フェルツマン、まだ聴いたことのない人はぜひ体験して欲しいと思う。
彼岸への誘いといえば「主よ、人の望みの喜びよ」
このアルバムはラヴェルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」など名曲集になっている
- アーティスト: フェルツマン
- 出版社/メーカー: (株)カメラータ・トウキョウ
- 発売日: 2005/01/20
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フェルツマンのバッハの特長が最も出た一枚を選べといわれたらこのパルティータを推す
- アーティスト: フェルツマン,バッハ,フェルツマン(ウラディミール)
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