『シン・ゴジラ』と石原さとみの英語のリアルと大国主(オオクニヌシ)と
★★★★
偶然にも『シン・ゴジラ』公開前の過日、とある歴史ある神社の巫女さんと会話する機会があり、あの偉大なるゴジラのテーマの作曲者である伊福部昭氏は、代々神主の家系であり、先祖をたどると大己貴命(オオナムチノミコト)に行きあたることを知りました(ちゃんと家系図に記載されているそうです)。
大己貴命のまたの名は、大国主命(オオクニヌシノミコト)と言い、国つ神のボスキャラです。
伊福部昭氏自身は親の関係で北海道で生まれたらしいのですが、そのお墓はご先祖様と一緒に伊福部家が護る本州のとある有名な神社の境内後手にあるそうです。ゴジラが神懸かっているのも当然なのだなあとこのエピソードに感じ入りました。
ということで、伊福部昭氏のエピソードに導かれてユナイテッドシネマとしまえんまでカミさんと『シン・ゴジラ』を見に行ってきました。
以下、ネタバレを含みます。
続きを読む『デッドプール』は、意外やウディアレンのテイスト!?
『エクス・マキナ』と日の丸
★★
2014年の冬にオンラインマガジンのwiredの記事(『Ex Machina』:美しく強力なアンドロイドとの三角関係を描く映画(予告動画あり)|WIRED.jp)でこの映画を知って、以来日本での公開を待ちわびて、ようやく先日劇場鑑賞してきました。
その間、欧米での公開日が過ぎても、日本公開の話がなかなか聞こえてこなくて、Blu-ray国際版なんかも先に発売されちゃって。ああもう日本公開はないのかなーなんてあきらめていた矢先の日本公開でした。貧乏な私は輸入もんのBlu-rayに投資する思い切りがなくて、kindleで数百円だった台本買って何回も脳内再生してました。
映画はほとんど脳内再生と同じで、その部分はとっても満足だったのですが、台本や予告編からは想像できなかったところが、なんとも興ざめだったんですよねー。(以下ネタバレあり)
続きを読む
『シビル・ウォー キャプテン・アメリカ』は、理想の「少年ジャンプ活劇」だった
トランプだヒラリーだサンダースだと米大統領予備選に盛り上がる2016年の今のタイミングにシビルウォー。これは見なくっちゃと映画館に足を運びました。
だがしかしBUT、過度に時代性を期待すると肩すかし。同時期の『バットマンvsスーパーマン』とも似て非なるコンセプトが全く別物の作品でした。
それに実はこの作品が、『アベンジャーズ』シリーズの第3弾ではなくて、『キャプテン・アメリカ』の第3弾なんだってことに劇場を出て家でパンフ見るまで気がつきませんでした。パンフの表紙になんでキャプテンアメリカしか出てないんだ?で気がつきました。昨今はマーベル作品が年に何作も公開されててもう何が何だかです。
でも、アクションシーンはじめ、別な意味で大いに楽しめた映画でした。
以下、予告編以上のネタバレはないはずです。
続きを読む